芭蕉布は、亜熱帯を中心に分布する糸芭蕉の繊維を用いた糸で織り上げる織物で、琉球王国時代から作られてきました。なかでも沖縄県北部の大宜味村で作られる「喜如嘉の芭蕉布」は、風通しの良いさらりとした生地の美しさを備えたもので、その品質が高く評価され、1974年には国の重要無形文化財に指定されております。また2000年（平成12年）には、戦後の「喜如嘉の芭蕉布」の復興に尽力をされた平良敏子先生が国の重要無形文化財の技術保持者として人間国宝に認定されました。

今回の企画展は、「喜如嘉の芭蕉布」が国の重要無形文化財の指定を受けて50周年の節目にあたり、一昨年に逝去された人間国宝、平良敏子先生の作品を鑑賞できる貴重な機会となります。学生だけでなく、広く県民の皆様にもご参加いただければ幸いです。

10月25日（金）～11月3日（日）
沖縄県立芸術大学 附属図書・芸術資料館
開館時間：10:00〜17:00（入館は 16:30まで）
入場無料・会期中無休
＊11月3日（日・祝）は20:00まで

【展示解説】
日時：2024年11月2日（土）　13:00～13:30
場所：沖縄県立芸術大学 附属図書・芸術資料館・第一展示室
解説：平良美恵子氏

【琉球舞踊】
日時：2024年11月2日（土）
①11:00〜11:40 　②15:00〜15:40
場所：沖縄県立芸術大学 附属図書・芸術資料館・第一展示室
演舞：沖繩県立芸術大学音楽学部琉球芸能專攻
予約不要・参加無料

［お問合せ］ 沖縄県立芸術大学 附属図書・芸術資料館
〒903-8602 沖縄県那覇市首里蔵 1-4
TEL : (098)882-5038　E-mail : okigei-artmuseum@okigei.ac.jp
FAX : (098)882-5068